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[ write:2015-03-11 15:10:24

いつもと違う場所、いつもと違う顔

夏祭りの締めには“打ち上げ花火”が上げられることがあります。

夜空を一瞬だけ彩り、そしてすぐに消えていく花火の姿は、まさに夏祭りの最後を飾るに相応しいものだと思います。

そんな花火は子ども時代の私にとって、いつも“憧れ”でした。

打ち上げ花火を見るためなら、人ごみをかき分けてでも、必死に場所を確保しようとしました。やっとの思いで確保できた場所からは、あまり綺麗に花火が見えなかったけれど、それでも何故か満足できたものです。

けれども、大人になってからは、そうした勢いだけでは花火を楽しめなくなってしまいました。きっと、大人なら誰しも、同じような気持ちでいるのではないかと思います。

「あのドキドキ感をもう一度体験したい」

もし、本当にそう思うなら、花火を見る場所を変えてみるといいかもしれません。いわゆる“穴場”から見る花火は、今までとは違う表情を見せてくれて、それだけで初めて見るような初々しさを私たちに与えてくれます。

しかも、わざわざ花火を見に穴場に出向くなんて、まるで子供の頃の私たちのようです。きっと、そこで花火を楽しみにしている私たちは、いつもとは違う顔つきをしていることでしょう。

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