[ write:2014-10-30 15:49:32 ]
夏の一大イベントである「夏まつり」は、若い世代にとって、掛け替えのないイベントです。
小さな頃は、迷子にならないよう親の手に引かれていますが、それでも初めて見る祭りに心を動かすものです。
もう少し大きくなったなら、今度は友達なんかと約束をして、自分の足で祭りを体感するものです。
そして、青年になったのなら、恋人と一緒に練り歩き、忘れられない思い出を作ることでしょう。
そう、夏祭りっていうのは、自分の成長とともに思い出を残すものです。
だから、若い世代にとって本当に楽しいイベントなんです。
でも、大人になってしまったら、夏まつりってどう楽しめばいいか、分からなくなってしまいます。
大人になれば、今度は子供の手を引いて、迷子にならないように気配りしなければなりません。
夏まつりの主役は子供で、自分はその牽引役。
そしていつしか、子供が一人で行けるようになったら、それっきり親は夏まつりには行かなくなってしまう。
多くの大人は、夏まつりには大人の居場所はないって気後れしてしまうのだと思います。
でも、そんなときは一歩踏み出して、もう一度行ってみて欲しい。きっと楽しめると思います。
なぜなら、その年にはその年なりの、夏祭りの楽しみ方というのがあるからです。
夏まつりが、自分の成長を思い出にするものなら、それは大人になってからも変わらないはずです。
いくつになっても、自分なりの思い出を夏祭りに残せれば、それだけで楽しいのです。